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●春は体調を崩しやすい季節
アンケート調査にて体調を崩しやすい月を調べたところ、特にないを除けば、「3月」が最も多く、2位は「4月」、3位は「2月」、4位は「12月」、5位は「1月」となり、12月から4月の冬から春にかけて体調を崩す人が多いようです。
●なぜ季節の変わり目に不調が現れるのか?
外部環境の変化に対応して、私たちの体に備わる「恒常性維持」の仕組みが盛んに働くから・・・体温、呼吸や心拍を一定に保つ、体液のPH値や浸透圧を一定に保つ、血糖値や血圧をコントロールする、病原体を退治する、ホルモンを分泌する。これらの働きに関わっているのが、「自律神経」であり、免疫系、ホルモンを生成する内分泌系や腸内細菌も恒常性維持に関与します。
自律神経は「恒常性維持」のキーとなる組織です。交感神経は「消費する」組織(エネルギー消費を増やし、エネルギー供給を確保します。)です。副交感神経は「回復」する組織(リラックス時や休息時に活性化されます。)です。自律神経系は周囲の環境に影響されます。自律神経の過労・偏りが神経系、免疫系、呼吸器系、その他の不調を招きます。どちらかの自律神経が活性化し続けると・・・交感神経が優位だと、心血管疾患、糖尿病、消化器疾患、うつ、肥満など、副交感神経が優位だと、アトピー、花粉症、下痢、低血圧などが起こりやすいとの説があります。