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日別アーカイブ: 2020年7月15日

夏を元気に乗り切るための養生法①

暑い夏がやってきました。夏になって気温が上昇して湿度が高くなると、心臓に負担がかかります。夏は熱く燃え盛って生命エネルギーが最も強くなる季節なので、心臓の働きも盛んになってオーバーヒートしやすくなってしまうのです。

私たちの体は、暑くなると、汗を出すことによって体内にこもった熱を逃がして体温調節をしています。

でも、汗は血液中の水分とミネラルも一緒に排出してしまうので、血液の濃度は濃くなってドロドロと流れにくい状態になってしまいます。

汗をかけばかくほど、体温は下がって体は涼しくなるのですが、一方で心臓は、ドロドロした流れにくい血液を全身に運ぶために、フル回転しなければならないのです。

心臓がオーバーヒートするので、夏は不整脈や動悸や息切れや不眠、心筋梗塞や脳梗塞などが起こりやすくなってしまいます。

さらに夏は、汗を出すために体中の血液が体の表面に移動して、内部にある胃や腸を動かすための血液は不足になってしまいます。なので、夏は誰もが胃腸が非常に弱った状態になってしまうのです。

そこに一度に大量の水分を飲めば、それらの水分は胃腸に停滞して貯まるだけです。弱ってしまっている胃腸にドバッと大量の冷たい水分が入ってくれば、胃腸は冷えてさらに弱くなってしまうからです。

そして、食欲がなくなり、夏バテへと進んでいくというわけです。

ですから水分は、冷たいものをガブガブ大量に飲むのではなく、できれば常温以上のものを少量ずつゆっくりと、口の中で転がすようにして飲むことをおすすめします。

また、汗をかくとミネラル・塩分も排出されてしまうので、水分だけでなくミネラルや塩分の補給も大切です。

経口補水液などありますが、普段からガブガブ飲んでいると塩分過剰になってしまいます。また、スポーツドリンクも糖分が非常に多く入っています。梅干しをお茶に入れた梅茶や梅昆布茶などよいですし、何よりこの時期は「夏が旬の野菜や果物」をしっかりたべることが有効です。

トマト、キュウリ、ナス、冬瓜、スイカなどは体の渇きやほてりを癒してくれる水分も含まれていますし、ミネラルや栄養も補うことができます。やはり、旬のものを食べるということが一番大切です。

当店でお勧めしているマルチミネラルのサプリメント「カルマジン」や大麦若葉「グリーン末」などを飲むのも有効です。