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日別アーカイブ: 2019年9月19日

秋の養生法

夏の疲れがこの時期に!?秋ばて対策!!

この季節になっても、なんとなく「夏バテ」のようなだるさ、疲労感を感じる。そんな方は」「秋バテ」かもしれません。症状が軽いために「そのうち治るだろう」と放っておくと、余計に悪化するケースもあります。また、「なつばて」に比べ体力のある方でも罹る傾向があるので、油断は禁物です。しっかりと対策を講じ不調を解消しましょう。

●夏バテと秋ばての違い

高温多湿となる夏の気候にカラダが対応できず、慢性的な疲労感や倦怠感、胃腸の不調などを引き起こすのが、いわゆる夏バテです。会社や学校を休むなど、生活に影響を及ぼすような重たい症状となるケースが少ないので、「そのうち治るだろう」とそのままやり過ごすことも多いですね。

しかし、近年、この「夏バテ」の症状が涼しくなっても回復せず、涼しくなってから症状が出始めるなど「夏バテ」の長期化、時期のズレが多く見られます。

そして、この秋になってからも続く「長い夏バテ」、秋になってから発症する「おそい夏バテ」こそが、今回紹介する「秋ばて」の正体。その原因をすっきり解消し、普段の活力を取り戻しましょう。

●夏の習慣が影響 「秋ばて」の原因

冷房などによる自律神経の乱れ

真夏の厳しさを乗り切るにはクーラーは欠かせない存在。しかし、クーラーの効いた室内と、真夏の室外では、その温度差がどうしても大きくなるため、行ったり来たりをくり返すことで、自律神経が徐々に乱れていきます。こうした温度差によるカラダの負担は、単純な夏バテと異なり暑さが緩和されても改善されにくいため、秋になってから不調を訴える方が増加してしまうのです。

夏の食生活

冷たいモノを摂り過ぎると胃腸が冷え、さらに全身の冷えへとつながります。そして夏のうちに症状が収まらないなど、夏バテを深刻化させることになり、「秋ばて」へとつながっていきます。

特に、ここ数年、夏の長期化が顕著になっており、それに合わせて冷たいモノを積極的に摂取したくなる期間も長くなっています。内側の冷えにも注意しながらカラダをケアしてあげましょう。

夏の疲れ+秋特有の気候

朝夕で寒暖の差が激しかったり、台風、長雨が多いなど、秋の気配は独特。夏の疲れが残っていると、こうした気候の急激な変化に対応しきれず、体調を崩しやすくなってしまいます。

●「秋ばて」解消法

「秋バテ」を解消するには、夏に乱れた生活習慣の回復がポイント。「秋バテかも」と思っている方もそうでない方も、夏に酷使したカラダをゆっくり休める意味で次の予防・対策を心掛け、体調を整えていきましょう。

適度な運動

適度な運動を毎日行うことで、自律神経の機能が回復します。

ラジオ体操をした後に、ウォーキングがおすすめです。高齢者の方は、ウォーキングは30分以上60分未満で行う。運動不足が続くと、基礎代謝量が減り、また発汗による体温調節が正常に機能しなくなるので、秋バテになりやすくなります。できない理由を見つけるので人間の性なので、時間、場所、天候、身体的トラブルなどを理由とせずに済む「肛門締め運動」なら、どなたでも、いつでも、どこでもできる全身運動になります。腸はじめ内臓に刺激が伝えることで内臓強化や骨盤や内臓を支えている筋肉(とくに上半身と下半身を繋ぐ唯一の大腰筋)を鍛えることができるので、正しい姿勢の保持にも欠かせない運動です。

このとき呼吸法がとても大切で、鼻から吸いながら、肛門をおへそに近づけるイメージで締め上げる「1、2」と数えて息を止めて口からゆっくり息を吐きながら肛門を緩める。これを5回1セットとして徐々に回数を増やしていく。立位でも座位でも、それが困難なひとは寝ている状態でも効果があります。

食事はスープ系が◎

夏の生活で「冷え」がたまったカラダには温かいスープがオススメ。また、お酒を飲む方は、なるべく常温で。飲みすぎは、もちろん注意です。

 

 

現代の食生活の問題点

糖質の摂り過ぎと野菜不足が問題です。特に野菜や海藻類を偏らずに食べることが大切です。温野菜にすると、吸収できる栄養素は生野菜の15倍以上といわれています。野菜に含まれるビタミンやミネラルなどの栄養素は、植物独特の細胞壁に囲まれた細胞の中に存在します。ヒトはこの細胞壁を消化できないため、生野菜で食べても栄養素を吸収できません。細胞壁は火を通すことで壊れるので、火を通した野菜の方が良いのです。生で食べている淡色野菜(キャベツ、キュウリなど)以上に、火を通さないと食べられない緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜など)をしっかり食べましょう。

調味料や調理法にも気配りすることが大切です。例えば、お豆腐を冷奴で食べる時に、ショウガ、ネギ、かつお節を添えて食べていますが、これは豆腐がからだを冷やす食材なので、これら3つのあたためる薬味で冷やし過ぎない工夫がされています。他にも、ナスを焼きナスにしたり、ショウガやカツオ節を加えたり、うどんやそばにネギを入れたりするのも、みんな冷える食材に、温める薬味を足すという昔の人の経験則からの素晴らしい知恵が現在まで受け継がれています。

 

クーラーの設定温度

昨今では、10月に入っても厚くなる日があり、クーラーの使用も夏限定というわけにはなかなかいきません。室内外の温度差を大きくし過ぎることは、自律神経を乱す原因のひとつ。温度差の上限は5℃が目安ですので、それを意識した温度設定を行ってください。ただし、この時期でも万が一、猛暑日のような日があった場合には、熱中症の危険もあるので、部屋が暑いと感じるようなら、設定温度を再調節しましょう。

 

飽きる時間と寝る時間を決め、規則正しい生活をしましょう。

夏を過ぎても、なんとなく疲れているなど、ちょっとした不調を感じていたら、それは「秋バテ」かもしれません。

 

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