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脳疲労と睡眠

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★脳の疲労(精神疲労)
体が特別に疲れているわけではないのに、なぜか頭が働かない。十分な休息・睡眠を取っているのに体の疲れが翌日に持ち越され、『仕事でミスが増えた』、『日中ボーッとしてしまい、家事をする気になれない』、『食欲がない。食事を美味しく感じない』、その場合、 疲れは『脳が疲労している』ことが原因かもしれません。脳の疲労とは、精神的なストレスや外部からの情報を詰め込みすぎてしまって脳が正常な機能を果たせていない状態。やる気 が出ない、イライラする、眠れない、ひどい肩こりや腰痛、目の疲れなど脳が疲れていると 様々な症状が見られます。脳が疲れ切った状態であることを知らずに、肉体疲労(肩こりや 腰痛など)を解消しようとしても、脳が疲れた状態は変わらないので根本的な解決にはならない上、脳の疲労が溜まっていくと肥満などの生活習慣病や、うつ病などの精神疾患になってしまいます。

★脳疲労による心身の変化
脳の疲れをそのままにしておくと、どのような心身の変化が起こるのでしょうか?視覚、 聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感の中でも特に味覚異常が一番顕著だといわれていて、脳疲労 が強い人ほど味の濃いものを摂りやすく、肥満などの生活習慣病の危険性が高くなります。 また脳疲労が強い人は五感異常だけでなく、思考や意欲、感情面にも異常が見られる傾向が あり、うつ病など心の病も脳疲労が原因だといわれています。

★脳の疲労は眠りでしか回復できない
睡眠は疲労回復のためといわれますが、筋肉疲労は眠らなくとも体を横にしてリラックスすればある程度は回復します。しかし、脳の疲れは熟睡でしか回復しません。それは、脳の機能が眠ることでしか休息することができないからです。起きている限り、人間の脳の電源は入ったままになり活動し続けるからです。そして睡眠には深さがあり、深く眠ることでしか得られない効果があるのです。ですから睡眠はただ眠れば良いというワケではなく、『眠りの質』が重要なのです。

★睡眠の重要性
睡眠はただの休息ではありません。多くの人は、『睡眠イコール休息だから、休まないことによって調子が悪くなるのだ』と考えているとお考えでしょう。つまり睡眠はあくまでも 受動的な休息状態であるという考え方です。だが、もしそれが本当なら、先ほど書いたよう に目を閉じて安静にしていれば、睡眠と同じ効果が得られるはずです。睡眠中は心身が覚醒 状態とは全く異なる生理的状態にあり、それが健康を維持するために非常に重要なのです。 睡眠時に必要なのは、副交感神経の働き。しかし、睡眠に交感神経が働き続けてしまうと、 なかなか寝つけなかったり、寝ても眠りが浅く、夜中に何度も目を覚ますことになるのです。 そもそも睡眠は、脳と身体が明日も元気な状態で活動するための準備を進めています。そ のため、交感神経が優位になっているせいで睡眠が足りなかったり睡眠の質が悪かったりすると、副交感神経が上がるタイミングを失ってしまい、明日への準備が進みません。すると、 整備不良状態のまま、見切り発車せざるを得なくなるので、疲れが残っていて、体が重く感じたり、胃がムカムカしたり、頭がボーッとして働かなかったりします。とくに徹夜は最悪 です。交感神経が緊張した状態が一晩中続くことになるので、自律神経のバランスが極端に 傾きます。また特に40歳以降になると副交感神経の働きが弱くなることもわかっています。 40歳以降になると副交感神経の働きが弱くなることもわかっています。 現代人は普段から交感神経を過剰に緊張させているので、睡眠不足が重なると、ただでさえ疲れ気味の自律神経が追い打ちをかけられます。

★睡眠と病気の関係
上にも書きましたが、睡眠をとらないと、恒常性の維持機構に異常をきたすことが推測さ れます。つまり自然治癒力に悪影響を与えるのです。恒常性がおかしくなるので、『血圧』、 『体温』、『コレステロール値』、『血糖値』、『ホルモンバランスの異常』などに影響します。 また、脳のダメージを回復できなくなるため、『精神疲労』が抜けなくなったり、精神系に 異常をきたすため『鬱』や『イライラ、怒りっぽくなり、攻撃性が強く』なります。認知機 能にも影響を与えるため、『認知症』を助長する結果にもなります。寝ているときに交感神 経が働いていれば寝ているときに身体に力が入っていることになるので、『肩こり』や『腰痛』などの原因にもなりますし、胃腸の機能も自律神経の影響を受けるので、『胃腸障害』 も起こります。 他にも特殊なものとして、無呼吸症候群になると、身体は低酸素状態になるため、言って みれば寝ている間中100m走をしているようなものですから心臓の機能が亢進し、心臓の 負担が増え『心疾患』のリスクが増えます。また、低酸素状態はガン細胞にも好都合のため、 『ガン』が発症しやすくなってしまいます。無呼吸症候群に関しては『鼻の問題』にもなり ます。 このように睡眠は自律神経に影響するため身体の機能に異常をきたし、『男女更年期障害』 など様々な症状や疾患の原因になります。現代人はストレスや夜型生活になり睡眠の質や睡 眠の時間が少なくなっています。最初にも書きましたが、眠りには単なる休憩と違い、眠りによってしか得られない物が存在しており、意味が存在します。様々な症状が中々改善しな いときには『眠りの質(眠りの深さ&眠る時間)』を疑ってみる必要があるのです。

――――ただ眠れば良いというワケじゃない!!―― ――
★交感神経が高いままでも眠れる
一般的に、睡眠は副交感神経が優位の時に起こるものと思われているかも知れませんが、 交感神経が高いままでも眠ることは出来ます。私達の身体は交感神経優位の場合は活動にエネルギーが使われ、副交感神経が優位の場合は治癒にエネルギーが使用されます。眠りの目 的は、身体や脳の回復や修復をする時間なので、寝ている間に交感神経が働くと、全然回復 出来ないということになってしまうのです。また交感神経が高いままで眠るということは、 眠ってからも体は緊張状態にあということです。体中に力が入り、筋肉が硬くなり血行が悪くなるため、肩こりや腰痛の原因にもなります。寝ている最中に歯ぎしりをするのは寝ている間に力が入っている最も顕著な現象かも知れません。

★エゾウコギが眠りの質を変える
エナックWに含まれるエゾウコギには、βエンドルフィンという脳内麻薬を分泌する効果 を持ち、脳内に幸福感を与えることで、『抗ストレス効果』があります、ストレスなどによって優位になった交感神経を鎮め、相対的に副交感神経を優位にする働きがあります。そして更にエゾウコギにはノンレム睡眠中の『3~4段階目の眠り(徐波睡眠)の時間を増幅する働き』があります。つまりエナックWには、睡眠の質を向上させる効果があります。そしてこの効果は年齢が高い方の方が顕著に出るようです。 また、副交感神経が働くことで身体の緊張が解け、筋肉が緩み、血行が良くなります。朝 起きた時に起こる、肩コリや腰痛などを軽減できます。

★エナックWの効く飲み方
交感神経は日中の活動時に働く神経で、副交感神経は夜の休息時に働く神経です。である ならば、交感神経の働きを抑える働きのあるエナックWは日中に飲む理由があまりあるとは 考えにくく、特に、眠りの質の改善を考える場合、日中にエナックWを飲む必要はないわけで、ですからエナックWは朝昼晩3回に分けて飲むよりも一日量を夜にまとめて飲む方が有効と考えます。(注:あくまでも私の考えです)ただ、人によってはエナックWを飲むと逆に眠れなくなる方も居るので、そこは注意が必要かと思います。